リナリア(=ヒメキンギョソウ、ウンラン?)2024年03月25日

リナリア
リナリア=ヒメキンギョソウ≒ウンラン属、 ウンラン?(2024/3/24訂正)
(ウンラン=海蘭、ヒメキンギョソウ=姫金魚草)  
 偶々太田市北部運動公園に行ったときに手をかけて群生させてしているのを見かけた。今が盛りである。華やかで見事なものに感じたので調べてみた。思ったより園芸品種が数多くあるようだ。品種の見方も色々あり必ずしも統一されていないようだ。
 リナリアはリナリア属の総称と捉えた方が良いようだ。
牧野富太郎の『原色牧野植物大図鑑』によればウンランは花冠が黄色のLinaria japonica Miq.でウンラン属、多年草とある。似たもので別種のキンギョソウは同図鑑によれば紫色の花冠のAntirrhinum majus L.でキンギョソウ属(アンティリヌム属)、多年草とある。
花冠の大きさは異なり前者が径1-2cmに対して後者は3-5cmと2倍位大きい。花の形は一見似ているかもしれないが、距は大きさも形も全く異なる。

※追記:(2024/3/24)
リナリア属は世界に約200種あるという( https://en.wikipedia.org/wiki/Linaria )。秋野富太郎のウンランLinaria japonica L.もその中の一つに入っている。
和名ではリナリア属をウンラン属としている。これは牧野富太郎の図鑑も同じである。一方、ネットで調べるとウンランとウンラン属を混同しない方が良いように思われる。即ちウンランはLinaria japonica L.で種名を指し『原色牧野植物大図鑑』にある様にウンラン属であるが種名を指すとした方が良いようだ。そしてリナリアは多色多様な園芸品種を含む総称とした方がよさそうである。
旧分類体系にゲノム解析を組み入れた新分類のAPG Ⅳ分類体系(2016)ではゴマノハグサ科からオオバコ科に再編成されている。そのオオバコ科の中にキンギョソウ属 (アンティリウム属Antirrhinum)とウンラン属(リナリア属 Linaria)が入っている。属の和名のキンギョソウ属・ウンラン属は『維管束植物分類表』北隆館によるという。これは牧野富太郎の記す属名と同じである。
従って、ウンラン(Linaria japonica L.)とウンラン属とは別意でウンラン=Linaria japonica L.(黄色い種)と考え、他色の外来種はムラサキウンラン・ホソバウンラン等と修飾語を加えた方が良いように思える(なお要検討)。
リナリア
リナリア

R4.4.10.沼田奈良春爛漫2022年04月10日

R4.4.10.沼田奈良春爛漫
一気に花が咲き始めた。福寿草はもう散っていた。

山椒の雌木(実山椒)・雄木(花山椒)について2021年05月02日

花山椒(雄木)
山椒の花(雄木)
花山椒(雄木)a



以下 実山椒(雌木)
雌木(実山椒)拡大
雌木(実山椒)

タチツボすみれが咲いていた。2016年03月17日

タチツボスミレ
沼田の実家に福寿草と一緒にすみれが咲いていた。
すみれというと三色スミレ、ビオラ、パンジーなど色々な呼び名があるものだ程度にしか興味はなかった。
今回何という花だろうと思って調べてみたら、これこそがスミレで牧野富太郎が名付けたということを初めて知った。沢山の種類があるのに驚いた。これはたちつぼスミレらしい。今までのスミレのイメージからははるかに小さい。春はいいな、楽しい。

ヒマラヤユキノシタ2015年03月28日

ヒマラヤユキノシタ
前橋の家の門前にいつの頃からかうちわのような大きな葉の草があったが、初めて花が咲いているのに気づいた。サクラのような華やかなピンクの花だ。ヒマラヤユキノシタ(ベルゲニア、オオイワウチワ)というようだ。毒ではなく薬になるようだがタンニンが多く含まれていて皮なめしにも使われるらしい。寒さにも暑さにも比較的強い常緑の宿根草とのこと、生命力強いようだ。
ユキノシタと違って食べない方が良いようだ。

福寿草2015年03月07日

フクジュソウ
沼田の実家の庭先に、もう20年以上前からいつも同じ場所に春先になると黄色い花を咲かせる。雪があるうちから春の訪れを感じさせてくれるうれしい花だ。春先以外はその花の痕跡もないのに春先になると無から有を生じるようにわき出てくる、実にしぶとく逞しい。


夕方になると花は閉じる。
調べてみたら見かけとは裏腹に猛毒とのこと、アドニトキシン等20種類以上の毒素を含み花も葉も根も毒があり、有名なトリカブトより毒性が強いとのこと。但し食べなければ大丈夫、触るだけでは全く心配ないという。開花時期は2月-4月、6月になると地上部が枯れて根のみになるという。

キルタンサスの花2015年03月07日

元々あったのかどなたから頂いたのか見当がつかないが、いつの間にか前橋の家に咲いていた。花が咲くまでムスカリや毒のハナニラと葉が似て区別し難い。キルタンサスといい南アフリカ原産とのこと。 驚いた。真冬でも咲いていた。R2.12.27.
キルタンサス 冬12月27日

キンシバイ2014年06月15日

キンシバイ
最近、庭に梅に似たみごとな黄色い花が咲いたので調べてみたら金糸梅というらしい。これは草では無く小さな低木だ。

チェリーセージ(ホットリップス)2014年06月14日

オータムセージ(チェリーセージ)
昨年秋に前橋から沼田の実家に持ってきて植えたハーブ(チェリーセージ)が見事に咲いていた。