マツバボタンが1日花であることを確認してみた。 ― 2023年10月10日
トリカブト ― 2023年10月16日
ヤマトリカブト(赤城自然園にて)
【植物界最強の毒花・トリカブト。秋の散策では美しい花にご注意を!2016年10月12日(日本気象協会) https://tenki.jp/suppl/kous4/2016/10/12/16361.html 。】
全草が猛毒で有名、葉1gで致死量の猛毒だがちょっと触るくらいでは大丈夫(成分のアコニチンは3-4mgが致死量)といい、この毒は24時間で代謝されるので24hrsを凌げれば回復し得るか?。単独で飲めば10-20分で死に至るがフグ毒と一緒に飲むと毒性発現時間が遅くなる。それを利用した殺人事件もあったという。この花のハチミツでかつて死亡例もあったという。養蜂家は秋のトリカブトの開花期には採蜜を止めているという(素人採蜜家は要注意)。かつて狩猟の毒矢に利用されていた。
花の名称の由来になったという兜様に見えるものは咢が変化したもので更にその下に4枚の咢があり花弁は中にある2枚でその奥に巻いた距がありそこに蜜を蓄える。マルハナバチは花の中にスッポリ入り込まないと蜜を吸えないという(いがりまさし、トリカブトの分類 https://www.plantsindex.com/plantsindex/demo_html/column/aconitum.htm 、およびヤマトリカブト国立科学博物館 https://www.kahaku.go.jp/research/db/botany/wild_p100/autumn/18_yamatorikabuto.html 、に詳しい)。
毎年のように間違って食べて食中毒を起こす事例があるという。(有毒植物による食中毒に注意しましょう。厚生労働省2022年9月17日 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/yuudoku/index.html 。)
全草が猛毒で有名、葉1gで致死量の猛毒だがちょっと触るくらいでは大丈夫(成分のアコニチンは3-4mgが致死量)といい、この毒は24時間で代謝されるので24hrsを凌げれば回復し得るか?。単独で飲めば10-20分で死に至るがフグ毒と一緒に飲むと毒性発現時間が遅くなる。それを利用した殺人事件もあったという。この花のハチミツでかつて死亡例もあったという。養蜂家は秋のトリカブトの開花期には採蜜を止めているという(素人採蜜家は要注意)。かつて狩猟の毒矢に利用されていた。
花の名称の由来になったという兜様に見えるものは咢が変化したもので更にその下に4枚の咢があり花弁は中にある2枚でその奥に巻いた距がありそこに蜜を蓄える。マルハナバチは花の中にスッポリ入り込まないと蜜を吸えないという(いがりまさし、トリカブトの分類 https://www.plantsindex.com/plantsindex/demo_html/column/aconitum.htm 、およびヤマトリカブト国立科学博物館 https://www.kahaku.go.jp/research/db/botany/wild_p100/autumn/18_yamatorikabuto.html 、に詳しい)。
毎年のように間違って食べて食中毒を起こす事例があるという。(有毒植物による食中毒に注意しましょう。厚生労働省2022年9月17日 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/yuudoku/index.html 。)
尾身茂著「1100日間の葛藤」を購入して、わが身を振り返る ― 2023年10月19日
尾身茂著「1100日間の葛藤」を購入して、わが身を振り返る
政府の新型コロナウイルス感染症対策の実質のリーダーだった尾身茂氏が後世の役に立つようにと振り返りの記録「1100日間の葛藤・・・」を上梓した。
日本を含む世界中がその対応方針を暗中模索する中で政府の助言者として陰になり時には責任を押し付けられたかのように政府の矢面に立たされたり、時には無視されたりした、自分にはそう映った。攻撃の的になったりしたことも目にした。尾身氏ら有志達は毎日曜日集まって勉強会を開いていたという。
本書を読んで自分でもどうしてきたかを振り返ってみようと思いページを捲ってみたがあまりにも多岐にわたり、自分達の行動と照らし合せるには膨大な努力と時間がかかりそうなので、取り敢えずプロローグとエピローグを読んだだけで自分達の歩みも纏めてみることにした。
自分も介護職場の最前線でそれなりの情報を得て暗中模索しながら努力した積りではあったが、結局自分たちの身は自分たちで守るしかないとの結論になった。試行錯誤しながらもその都度今現場で出来ることは何かを常に頭に置きながら行動した。どんなに偉い人が言っても自分達に適用できなければ無視するようになった。正解だったかどうかではなく後悔しないためにはどうするかという方針を取った。事業仕分けの政府方針が介護は社会インフラとして事業継続が必要であると明示してくれたことは自分達の方針決定には大きなベクトルとなり有難かった。通所リハ人数制限に対して地元行政は不満意向を示したがこれには従わなかった。
初期の頃(2020年2月~)は、施設内への感染侵入阻止のためには、疑いの段階で手を打つのでは遅いので、スタッフには感染の不安が少しでもあれば遠慮なく欠勤するように周知して「疑いの疑い」の段階で手を打つように心がけた。介護業務はルーチンワークを削減して最低限でも止むを得ないとした。1日の欠勤者が何人までなら凌げるかと腹を括った。各々のスタッフが主体的に行動してくれるであろうとの信頼は大きかった。
自分の職場は100人の要介護の入所者(一般棟50人・認知棟50人)がいた。通所リハ利用者も30人を上限にいた。介護施設は施設ごとに構造が皆ちがうがわが施設の一般棟は殆ど個室がない構造だった。介護業務自体が3密を満たしている上に発生しても隔離ができない。しかし現実には感染者が発生しても直ぐ受け入れてくれないことがあちこちで発生し、しかも事前にECMOの事前許可を取っていなければ受け入れ拒否される等様々な情報が入り入所者全員の事前のそれらのアンケートも取っておくようになった。
2020年4月には全国の老健でクラスター発生したが受け入れ先がなく自施設で看ざるを得ないことが現実に発生したのでおそらく全国の老健で衝撃が走った(福岡・富山・千葉県等)。老健は医師が常駐しているからとの理屈である。それ以前より老健はある時は病院扱い・ある時は介護施設扱いで行政にとって都合よく解釈されていた。だから例えばオムツは病院と同じ感染性廃棄物扱いで特養の一般廃棄物扱いより年数百万円の余分出費があった。
同じ頃群馬県でも有料ホーム〇〇にてクラスター発生したが直ぐには転入院できない事態が発生した。施設の対応が問題視された一方保健所の対応にも問題があるとのくすぶりがあり後に知事が第3者の検証チームを立ち上げた。事実が明らかになることを少し期待したが問題となる点の記録は見つからなかったとのつまらない結論になった。その頃より自施設では、気になる指示が公からあったときは日時・相手名・内容をメモしておくようにと指示するようになった。
初期の頃はPCR検査体制が不十分であったために、現場でPCR検査依頼しても基準に合わないからと保健所に拒否されることの問題もあり国会でも取り上げられて当時の西村大臣が目安で決めただけで基準にした積りはなかったと言い訳したこともあった。既に体制改革で規模縮小されていた保健所の能力では耐えられないことは2009年の新型インフルエンザで経験済なのに今回も末端の保健所に丸投げをするやり方は全く政府に反省がない証拠であった。国会で参考人の児玉龍彦教授が民間の力を借りる具体的対策を助言したことがあった(2020年7月)が国会は動かなかった。かつて日本学術会議が医療を崩壊させないためにという公開シンポジウム(2007年8月30日 日本学術会議講堂)を六本木で開催したが、清水の舞台から飛び降りる程の気持ちで田舎から出ていき出席したことがあった。世の有識者と言われる人達はこんなにも了見が狭いのかとがっかりして帰ってきたことがあったが、この国会の議論も似たようなものだった。
1年足らずでmRNAワクチンが実用化されて画期的ではあったが手技を筋注限定されたことには困った。インフルエンザワクチンは日本においては皮下注となっていたのでこれまで問題なく高齢者にも行えたが、筋注となると日本の高齢者施設では問題が生じる。そしてこの問題が全く取り上げられないことに大いに驚いた。日本の介護現場の実態を全く知らずに米国CDCの受け売りに日本中が終始していた(資料ABCDE)。従来より小児においては筋注の方がやりやすいようで筋注も許可してほしいと国に要望していたことはあったが、それに輪をかけて筋注にすべきだコールが米国輸入の専門家が大声で唱えていた。小児はどちらでもよいがるい痩衰弱高齢者にとっては大事な違いがある。念のためにその時点の入所者の筋注可否をエコーでチェックした所入所者の1/3程は筋注不可の結果であった。筋委縮により医学的には皮下注になってしまうということであった。免疫効果は皮下注も筋注も大同小異だとは思っていたので見做し筋注をofficialに認めてもらえれば問題なかったが、筋注でなければ免疫効果が期待できないと日本中の専門家が大声で唱えたことにまた驚いた(これは後にエビデンスがないだけで同じと思うと免疫の専門家に言って頂いた㉕)。マスクもサージカルマスクと布マスクの違いがNHKも含めて強調されすぎたためのマスク不足も同じであった。米国では不活化ワクチンは筋注が基本とされていたせいか輸入ワクチンは筋注が多い。高齢者施設が対象でなければどちらでも構わないが、そもそも米国のCDCには枯れるように痩せて亡くなっていく高齢者へのワクチンなどは視野にはないと思われる。日本の現場は西洋とは違うのである。医療は社会的要素が必須であるために世の中が認めないものは独りよがりの医療はできない故に、今回の新型コロナワクチンの副反応の度合いが初期には分からなかったこともあり、もし有害事象が出て訴えられたら裁判に耐えうるかという視点から対応を判断するしかなかった。医学的には「見做し筋注」でも問題ないとしても添付文書が筋注に限定されていて社会のいわゆる専門家たちがその違いを針小棒大に声高に唱えている以上添付文書に違反していては裁判には耐えられないと判断した。どうするべきかとあっちこっちに相談したが埒が明かず、見做し筋注を認可してくれなければ医学的判断でワクチン注射可否を判断するしかないと官邸にもメールした(2021/3/26付)。そんな細かいことに官邸が気を回している余裕はないとは分かっていたが裁判にも耐えられる方策の一助とした。従ってご家族が希望しても医学的理由でワクチン注射不可と当時判定した例が何人かいた。この点の社会の問題意識は当時全くなかった。今でさえないと思う。いわゆる専門家の意見が大きい故に最近の認可されたワクチンで高齢者こそ施行した方が良いと思われるワクチンさえ筋注に限定認可されてくるようになったことには大いに問題意識を感じている。
情報収集の軌跡の一部を以下に拾ってみた。
①新たな言葉「エアロゾル感染」について2020年2月14日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid02F5un4A2qxyawRekanhGFjtxEjMZnTuTDxVquDvN7S9JY6DiywCATvQsc6DBCEinml?__cft__[0]=AZVZgdUyRPrsYfPjPoTM5pDp6K0e5q3cu3GcLIrPW6BUArxM6eBSC9FLFaLlwN52ApAOaMK80W7WxEu8kcBaVavIo-4h0TGLX7hvVPQ1znSJ4YCFYAEHRFm7xjFaoZW_tos&__tn__=%2CO%2CP-R 。
エアロゾル感染(=マイクロ飛沫感染)という言葉については空気感染(=飛沫核感染)との異同で学者も含めて混乱していた。学会でも新型コロナは空気感染し得ると発表していた専門家もいた。しかしR2.7.30.の政府のアドバイザリーボード資料「新型コロナウイルス感染症はこうした経路で広がっています」の中では異なる概念であると明示している。空気感染が長時間・長距離まで感染が広がり得るのに対してエアロゾル感染は、3密等の一定条件下で起こり得る少し長い時間・少し長い距離にまで感染が拡がり得る場合を指すと言っていた(意訳)、この言葉が定着した今これがofficialな見解になるのだと思う。本書を読んで初めてその定義を知った。
②脆弱の読みは頂けなかったですが、価値ある発言です。2020年2月16日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid02e8eDaozHDAUeaqHe2jx7YvfxF3oWZfcYwDLdw4ZgY829ion2kHp4eGD4hN9bvUzyl?__cft__[0]=AZWil5gEBCinFSCXczChj35VbriByBM4zrfsF31wW5cIyxOsETu7vCIwBmfv82KOTF0WS3dCU7HkRPHycfjXVq8n_T7sH48JmePxAkzutQUmaNMycV43Z8SoKeLDgFz0kK4&__tn__=%2CO%2CP-R 。
③豪華客船ダイヤモンド・プリンセスにてN95マスクを使っていた?何かの勘違い?あるいは報道間違い?2020年2月21日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid02YZvhPvkFssen6DovoHDT58mKZa6c5ctpPYNkKxEtF928X5CthC9r2pR53b4Dykkdl?__cft__[0]=AZVXXSY76SoZbgwK34xbzqgTSZbdLxFJRLxVzUm_mbqo2LQK2ZcnGv4RUwhwGDAUAmkmihSxb-6mgd1Ew3OKCZ_nikMQT9IypbIAYlG45xvrwoVlW_MPptzh6EYXcWfuqWA&__tn__=%2CO%2CP-R 。
何人か厚労省スタッフにも感染者が出た時に専門家の誰かがN95マスクの使用法がまずかったと批判していたのをニュースで聞いていて、本来ならPAPRを用意できなくて申し訳なかったと労うべきものを個人の責任に押し付けるとは何事か、と怒りを覚えた。現場感覚がない証拠である。着けたまま動き回れば息苦しくなってしまうことは自分で着けて動き回ってみれば直ぐ分かる。
④新型コロナは自然環境でどの位生きているか?2020年2月21日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid032JUvj2EjqEJs3RcnaXWQumSexzvcouzLTyto62q8FSosvMQhFZh52HRsHH9VizoDl?__cft__[0]=AZWWlA69Lnh3JEmCCq6xYRdLUNc0jv9kUjN25-rl-ndURqA9iQcoAdum8ed1RYWNKcsONQCnPelidQo0-14wbwdiw8gon0SfzFhiN2tx0XPvv0ReFhpm7C7S8S0W4ISZOJI&__tn__=%2CO%2CP-R 。
感染爆発の初期の頃は最も知りたいデータであった。情報が乏しい中で一所懸命調べたつもりではあった。もし施設にウイルスが入り込んだら入所者の1/3はなくなってしまうだろうと腹を括っていた。風邪でも亡くなりかねない程の慢性呼吸不全HOT利用衰弱者等がゴロゴロいたからである。
⑤新型コロナウイルスでのマスク不足・・マスクは手作りマスク で十分だ・・2020年2月28日 https://ku-wab.asablo.jp/blog/2020/02/28/9218715 。
マスク不足・PPE不足は不必要な人たちが買い占めたために、本当に必要な病院の人たちに届かなくなってきたために、一般の人たちは手作りマスクで十分だと言いたかった頃だった。この頃からなりふり構わずネットで情報発信をするようになった。
⑥傾聴すべきご意見です。様々な現実的問題点をご指摘されています。2020年2月29日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid04WNQN2UFfAiwYSMR8yoVj9RcCFenAAgyipndiSHRDye2uDHaP4jFa2w65zBfDybhl?__cft__[0]=AZV75ysKKgREjFD1e4LoG2OjwIlZ1gxzqP_v4H-rNXDJHmcgQRweR-hnb9Fsq0Q63r4oyqmbT7H0CPbUYl7c-kutLOeM7V_MGhEDCw4qcFpi6CxYtF2UmSO-nfy3SjkuUjs&__tn__=%2CO%2CP-R 。
初期の頃はPCR検査の結果が出るのに1週間もかかった。今ではうそのような状況であった。
⑦「中国からの輸出例の約7割が未検出か・・Medical Tribune」2020年3月4日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid0m1hPpagvuQNfb75Zc1kpM7Tb1QQi3tSxtfRW2QtpFBd4siiFcg3u1UU8NHaWUMFel?__cft__[0]=AZW7PExd76S079ZgForofNTQamwlBIGwWbvnbIFoVuPeSlbwm8ic5gW6OT-N6nDy03_tkHetnd64MooxvE2NVjlOehyhh87dO_hZ_Qz9fsp3Y4xXx9FAxF5Ws3yoC6juUoM&__tn__=%2CO%2CP-R 。
机上での判断ではPCR検査の感度も特異性も極めて高いといわれていたが実際には偽陰性も擬陽性もあることが突きつけられてきた時期であった。
⑧日本プライマリ・ケア連合学会・・分かり易く書いてあります。2020年3月16日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid02NaMCHc1QrxASv3JJ4ovccCaffZ4WJjb5U6yaN8owGJMW2JhGq5MdZ1XS2Mzpfvyxl?__cft__[0]=AZVSiBomlOPKUH5xQumpYWCh3DaJXJCqcIj8lNdCZMMfYDaMl0JK0Ht4CmBUHbPemw6U4xrB9-7VhFmpeoQ8gwbNrtnA20MyCjnb-Dlatg4xP3MVu55fdRSIFTxplZnD4Vc&__tn__=%2CO%2CP-R 。
様々なデータが飛び交っていた時期だった。
⑨NHKや国会はこういう意見を聞くべきではないでしょうか。2020年3月17日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid02pnzP2KJDe5e7oUu8W57jpeeosrFUwp1ZNSA8vPeSExNWozdLzvZ5voZEhyDv5vxSl?__cft__[0]=AZWlvAvwlNad2DlPekQiuSBDuPydK3aKTIudzKCqR6E0eJGfMoJNyK8HO-O_k1OUtihyFDbmhf6eouwNcgdykABvPxjTdIShIPM_Vj6GqwQTwTO74lT8_ozXguw_gsLWKz4&__tn__=%2CO%2CP-R 。
検査はただやればよいのではないことを理論的に説明している情報で、データ解釈をする上での基本だと思っていた。
⑩2020年3月19日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid026YruoTpTfi4XJYSmZfyY2z3GSwesHMtSkCb2g5HzjZHkCDbJWjbAg5CnowteC5rol?__cft__[0]=AZXGiSNP5ZuffuTiTtza1N-qvcuBH6CZlwh1a3c2WqBij7ab96S3lhwp96esuklATC6-7mGAgUU3n1Qoyc785PWLHNRHXKao-rGCHju4KWI7XMzKIRiMNJ5ZhKTnH5pkc9Q&__tn__=%2CO%2CP-R 。
検体採取手技が駄目なら検査結果の解釈も全く無意味になってしまうことから、自分は検体採取法には拘っていたが、それに拘っていた情報は論文も含めて殆どなかった。
⑪2020年3月22日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid02rGHNzbkChLCKiQdnqRysrKnwiSWUnTFDbnf3aeFhMsrmEm6bARaj3dreA7WMgYL4l?__cft__[0]=AZXJ7JQn-V_-kUuTNBuZQcHUketLH_jJ8VF2flGKGUgGnVap0MiqEjgGak47SZeZXGAn0OasoIwEOf9x8CmHF74yPejfLdD0_SPJ1RhlH7ckU9SmQL9CTkWCRAt7DEpK4U0&__tn__=%2CO%2CP-R 。
⑫マスクは有効? WHOは「どんな状況でも勧めない」・・朝日2020年4月3日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid02fgrHDT3Dt6x8HT9C7mn55AojBrCeVGqd4ak3X6XdhvTfPukWzCT22DqMjEaH4J27l?__cft__[0]=AZXYo89hRYvxy1SVFdK8938F7tU3ZNkDNYhKkuKnelb-YPwKpATADRAuUcbP-uuiOfHxIZJ8adwvnjZhPvgQDb-MtqC2_wXGTG_UkDYR8lxoJFVs_MLKAbjQ9cxl9r90TuA&__tn__=%2CO%2CP-R 。
マスク習慣のなかった米国や欧州はマスク効用を否定していた時期の最後の頃だった。まもなくパニックになった米国ではバンダナでも良いから巻けと180度方針転換することになった。同じようなことは日本が発出した3密や8割おじさんと揶揄された政策もまもなく世界に受け入れられたと記憶している。
⑬The BBC website・・2020年4月5日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid02MkqpmShT2A8PXmo9vXDhD77pM1wsEojoJ8oTdn859TRsEaN73uBYeRD6hJHAovCql?__cft__[0]=AZX8DBUoDDi09mK6_Yzqt4WpKd4idyXp26iBrLvw8xCqiA4pL4Jsm5Hua2UcLVW3kmwKSg4D-fx3hEhq3F8GEK2piShIaKWTBQ7TvMwDkEw-rH-lX7EWSnWoiBWMevLGt-U&__tn__=%2CO%2CP-R 。
米国もマスクの効用を受け入れたニュース。
⑭どなたか教えて欲しい。8割制限とは・・2020年4月9日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid0fKt9kXPZE9nZyy7YJh4PMhVWujxfndDChgjtmp7aqQ73jor54HAUdVCc8zb2AoJWl?__cft__[0]=AZVR-oVQ9gkgvVbgFNqB3dkNKM0EIjourPoYPeV2LYM3GNy5iAa0lBwnJc7wbrPg78uNocEmzlYe02He8GknjyKMydh1EYFDLZ747KgOg7rc-I7rhYFtGLnCAVTifTtZX_s&__tn__=%2CO%2CP-R 。
身の回りでも、8割接触回避の捉え方に個々人で違いがあることを学んだ時期だった。
⑮手作りマスクとサージカルマスクの防御効果の違い・・2020年4月13日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid056zKH35i7TfCtE6mYwMXnRGc3uveXdS7TNCNyzpoLSPpBARXC3eimqsjxvWgVJwVl?__cft__[0]=AZVErYn0Xyyy8nn_JR_JVW26FL5EtnRBtFgi41NWIFKlD2JSX9jCQMUHYhM1SpFKeutyM3DLqccM65yG2EDQoq68e94A5KggmjAFpAC2JPv70DStqUrGj5jMotLzTU8fE34&__tn__=%2CO%2CP-R 。
手作りマスク・サージカルマスク・N95マスク等の違いのデータが出てくるようになったが初期の頃と大同小異であった。要はその環境によって使い分ければよいことでそうすることで品不足は防げると思っていた。だからテレビレポーターが戸外でN95マスクを着けてレポートしている場違いのシーンをみて怒っていた。
⑯つい最近職員がマスクをネットで5000円で買った・・2020年4月22日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid03ea1ocK2KfVvy6UDv8vjnfruQmYaGqJFqpECnJ8f28jeCtC5brj7HWsBBQKkGaDPl?__cft__[0]=AZVtuUGa6OWSVbGKHAiGE8H_U7WMp0Xb71S-9E5y1PQK8D4fQhuzs0yj96ffxVYdbvuAajkWR34E80S81v7xgH-OnO0LhGZqzlPAxsuTx5kOwMM6elEvr0uA9nSXcIvZnCk&__tn__=%2CO%2CP-R 。
嘘のような本当の身近の出来事だった。
⑰今朝のテレビでレポーターが屋外で3Mマスク・・2020年4月23日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid0Y4SYwfWNVKM37Jv3A38tejuEBdDvx7r1NM7TLHpum8TfwgDYJ94XvhwkHMbiMYtCl?__cft__[0]=AZXndQ4SANCLTlfOuW_3kRFsXtiipE_zOj-_UQDbEMwHQk3d7pNAXrZ70KlC5HFL-2ur8-N7PErFktHbxMDkfBGAVdcWqykD88mJmhxrmiuWShN9zeoye4NCMtuXfUOYTOY&__tn__=%2CO%2CP-R 。
偶々とは思うけれども、このような情報発信してから、テレビレポーターが戸外でN95マスクを着けている映像を見なくなった。
⑱今朝のNHKテレビのお知らせで・・2020年4月26日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid02sdgLHwSMcpy5mZM6iePcFhqS3jdw3GQqaU2SiGp2ox33CL1CbGh9UMGQd9dKy2enl?__cft__[0]=AZXNwEFMllY73nwAUqjgsdGbm7o4LSEy3q70sj0CFlqYo8G1EJ9tYCYXUFbHOgfHy3WaRTForRTzfajdbwCbLiMKyKUmMa5swBopdfhKnPIMCRb1xbuYWvCN-VQqvA11wZQ&__tn__=%2CO%2CP-R 。
NHKもこの頃は混乱していた。こんなことだから世間でマスク警察が出てくるのも仕方ないことなのかもしれない。
⑲決してかき回すつもりはないのですが・・2020年5月13日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid0u15M4W2fyWxmDUcwbnCTckbxSeCvKU1GGuXgB7RBz7VaKCuMgr7rG7xFUBjNFg9al?__cft__[0]=AZWGAqjqqVtEXCO0DHIoNoXFgc_sXR951_byv9xUg4S0ICcIu0C5JD_ltKTfmc1pm2i5VO07KFNoGnC7RFtZ63Wv1QcY8-7GDug8SR4VeKniT--Gut2raUjgfpu66JJBlZw&__tn__=%2CO%2CP-R 。
N95マスクも扱い方によっては布マスクと同じということになる。しかし病院でのマスク不足の絶頂期にはアルコール噴霧して再利用等の映像が出たことがあるが、それでもスタッフが感染しなかったということは材質を問わずマスクの効用があるということを証明したものであるとも思っている。言い換えれば飛沫を抑えるだけでも感染リスクは大きく下がるともいえる。
⑳既にニュースになっていたのに、確認に1か月・・2020年5月20日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid02Zkcvce7bfQ49qtwusi4HmRcDK7L8vLGMbX9hRsSaveNMUsVM1yCJFdnp7eQfnZuvl?__cft__[0]=AZXVXg6TySHDfAimpGz_OVhp9ezToPomhVHdHKmxsKb_7pg11Moje-QRALEpMFUhdGLgQV6fXVr3AnKi3PAlc-4iMcwv2pYPTw2vS2KQPG587EG7UCG4lpx-TSdgjUcjFQs&__tn__=%2CO%2CP-R 。
虚偽製品が出回ったことへの不信は勿論あったが、その後アルコール濃度自体を表示しない製品が多く出回るようになったのには困った。
㉑新型コロナウイルスを用いた代替消毒候補物資の有効性評価・・2020年5月31日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid02QiX96oW4aXq4afz6QGzMHcvX4bQH5PuRzmF7u7it5RcBWTnXFuiPfokSqDcZ3xyyl?__cft__[0]=AZUAcWQdzmpM_rX77UyZcEubQ-El9lUa6Smb-lpkMaecNniyLXk5yVQr4kA-SR84-3MIkFzWnEGLgP7A1eg1Z0DaAZ-gn-MUrIFpbRlPOUQh44jEXlhffgFrZCmwyVYbLWI&__tn__=%2CO%2CP-R 。
不幸中の幸いと言えるが、エタノール有効であったのは勿論、せっけんでもウイルス不活化されることには感謝した。これがノロウイルスのように次亜塩素酸Naのみ有効でアルコール無効となっていたらと想像するだけでも恐ろしい。
㉒実際に手作りガウンを造ってみて初めて気が付いたこと。2020年6月3日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid09wSS1nKeeKqhKBBZ5QG1oBVAFYUbd7MDxv1TcsWjqTKBwsSdaeRkWWk8CvYB9NzKl?__cft__[0]=AZXBYT5SO7waaxskdz2y1rnUTB_aBPUif662W_LRdQxuv7u-m2e4fu3xue5kY-hRI6idjT_iTECkVwqo_86C8_hdK8CoeLfPk714aL6UC9lVY9ewnNtMVKOn6cikDVxZSCHAWmGwch83CEXLqw7wUNa_&__tn__=%2CO%2CP-R 。
どうすれば凌げるかと当時は必死だった。酷いときはPPEの代わりの雨合羽さえも市場からなくなりネットで手に入れようとして間違って失敗したりもした。それ以来Amazonは使わないことにした。
㉓皮下注か筋注かで気になったのでちょっと一言。2020年9月19日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid0uDrUHSyQSD6taTQ32pomA3JXo6BoMsgkRx7sHQA545BE1AvCzMAJLEe7BNQksB3El 。
ずいぶん控えめな言い方だったと今振り返って思う。
㉔新型コロナワクチンは筋注のみに?2021年1月23日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid02UR7qkHCJfLZWmkK2Y7mEmdmDapVWhPUy84WuFNp5mHru89r6jH7D8KLz1tDR91gQl?__cft__[0]=AZW-Cy5af7L0p7C-bdWMW23IXD_97Oq9iGX1PMWXIBmyztAboV1VIThay-MJNHgibf8_LDGDnMOwiWdqMP8j3yTdvB2SKlT9H1KZVsCtdZ-mR3cS-YmFkhjxJM-ZcHfFPeA&__tn__=%2CO%2CP-R 。
ワクチン注射を全員にするという大きな目的のためには些末なことを脇に置いて進むという政策は理解しているつもりだが、それとは別に必要な現場感覚があるという意味で、このような情報を大事にする。
㉕免疫効果は皮下注・筋注で変わらない、エビデンスがないだけである。2022年07月02日 https://ku-wab.asablo.jp/blog/2022/07/02/9505278 。
探し回って得た貴重なご意見である。一般論だが免疫効果はどのルートが最善かの議論はすでに50年前にもあった。筋注こそが免疫効果が高く副作用も少ないと一様にCDC輸入の考えに違和感を持った者には有難かった。
ワクチン投与ルートではかつては鼻内局所投与や吸入も試みられたことがあったが失敗に終わっている。皮内注・皮下注・筋注のルートについての免疫効果は皮内投与が最も免疫効果が高いというのは50年前から今に至るまでその優位性は変わっていないと思う。しかし手技に難点があり実用段階には応用できなかった。皮下注・筋注についてはデータにばらつきがあり免疫効果も団栗の背比べで皮下注≒筋注が中庸の判定だったと記憶していたので今回のコロナワクチンもそう認識していたが世間はそうではなかった。
そもそも筋注という手技そのものが不正確又は不可であればその優位さ云々は基から崩れるのである。
最近では https://doi.org/10.1111/j.1348-0421.2009.00191.x 新型トリインフルエンザワクチンの第一相試験(日本人健康成人120人、Alumアジュバント含有)のデータがあるが、日本人の若い健常者の局所疼痛頻度は(筋注35%、皮下注37%)、局所発赤(筋注25%、皮下注67%)、局所腫脹(筋注7%、皮下注23%)、局所硬結(筋注2%、皮下注3%)、全身症状発熱(筋注8%、皮下注8%)、全身倦怠(筋注20%、皮下注30%)、頭痛(筋注18%、皮下注17%)であった。一般的には大きな差はないといった方がよい。Adjuvantの有無・成分の違い・pH・体質・注射部位の浅深の違いなど別の要因の方を無視できないのである。要するに団栗の背比べで、免疫効果の差を示す決定的なEvidenceはないのである。米国CDCにはそんなEvidenceをわざわざ造る価値をこれまでの所認めないのであろう。今回もワクチン効果についての世間の認識を追認するような日本の後追いデータは出てきているが十分ではないと思っている。有意差云々の前提以前に問題があるのである。
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A:〈原 著〉インフルエンザワクチンにおける皮下注射・筋肉注射の差異 環境感染誌 Vol. 36 no. 1, 2021 http://www.kankyokansen.org/journal/full/03601/036010044.pdf 。
B:インフルエンザワクチンは筋注で問題なし2020/01/13 https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/kurahara/202001/563456.html 。
C:インフルエンザワクチンは筋肉注射にするべきだ 日本だけが皮下注射の弊害 上昌広2022/11/22 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/314764 。
D:【識者の眼】「インフル・ワクチンの正しい運用を」岩田健太郎日本医事新報No.5142 (2022年11月12日発行) P.57 https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=20680 。
E:不活化ワクチンの皮下注射を再考する(矢野晴美)医学界新聞2016.02.15 https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2016/PA03162_02 。
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政府の新型コロナウイルス感染症対策の実質のリーダーだった尾身茂氏が後世の役に立つようにと振り返りの記録「1100日間の葛藤・・・」を上梓した。
日本を含む世界中がその対応方針を暗中模索する中で政府の助言者として陰になり時には責任を押し付けられたかのように政府の矢面に立たされたり、時には無視されたりした、自分にはそう映った。攻撃の的になったりしたことも目にした。尾身氏ら有志達は毎日曜日集まって勉強会を開いていたという。
本書を読んで自分でもどうしてきたかを振り返ってみようと思いページを捲ってみたがあまりにも多岐にわたり、自分達の行動と照らし合せるには膨大な努力と時間がかかりそうなので、取り敢えずプロローグとエピローグを読んだだけで自分達の歩みも纏めてみることにした。
自分も介護職場の最前線でそれなりの情報を得て暗中模索しながら努力した積りではあったが、結局自分たちの身は自分たちで守るしかないとの結論になった。試行錯誤しながらもその都度今現場で出来ることは何かを常に頭に置きながら行動した。どんなに偉い人が言っても自分達に適用できなければ無視するようになった。正解だったかどうかではなく後悔しないためにはどうするかという方針を取った。事業仕分けの政府方針が介護は社会インフラとして事業継続が必要であると明示してくれたことは自分達の方針決定には大きなベクトルとなり有難かった。通所リハ人数制限に対して地元行政は不満意向を示したがこれには従わなかった。
初期の頃(2020年2月~)は、施設内への感染侵入阻止のためには、疑いの段階で手を打つのでは遅いので、スタッフには感染の不安が少しでもあれば遠慮なく欠勤するように周知して「疑いの疑い」の段階で手を打つように心がけた。介護業務はルーチンワークを削減して最低限でも止むを得ないとした。1日の欠勤者が何人までなら凌げるかと腹を括った。各々のスタッフが主体的に行動してくれるであろうとの信頼は大きかった。
自分の職場は100人の要介護の入所者(一般棟50人・認知棟50人)がいた。通所リハ利用者も30人を上限にいた。介護施設は施設ごとに構造が皆ちがうがわが施設の一般棟は殆ど個室がない構造だった。介護業務自体が3密を満たしている上に発生しても隔離ができない。しかし現実には感染者が発生しても直ぐ受け入れてくれないことがあちこちで発生し、しかも事前にECMOの事前許可を取っていなければ受け入れ拒否される等様々な情報が入り入所者全員の事前のそれらのアンケートも取っておくようになった。
2020年4月には全国の老健でクラスター発生したが受け入れ先がなく自施設で看ざるを得ないことが現実に発生したのでおそらく全国の老健で衝撃が走った(福岡・富山・千葉県等)。老健は医師が常駐しているからとの理屈である。それ以前より老健はある時は病院扱い・ある時は介護施設扱いで行政にとって都合よく解釈されていた。だから例えばオムツは病院と同じ感染性廃棄物扱いで特養の一般廃棄物扱いより年数百万円の余分出費があった。
同じ頃群馬県でも有料ホーム〇〇にてクラスター発生したが直ぐには転入院できない事態が発生した。施設の対応が問題視された一方保健所の対応にも問題があるとのくすぶりがあり後に知事が第3者の検証チームを立ち上げた。事実が明らかになることを少し期待したが問題となる点の記録は見つからなかったとのつまらない結論になった。その頃より自施設では、気になる指示が公からあったときは日時・相手名・内容をメモしておくようにと指示するようになった。
初期の頃はPCR検査体制が不十分であったために、現場でPCR検査依頼しても基準に合わないからと保健所に拒否されることの問題もあり国会でも取り上げられて当時の西村大臣が目安で決めただけで基準にした積りはなかったと言い訳したこともあった。既に体制改革で規模縮小されていた保健所の能力では耐えられないことは2009年の新型インフルエンザで経験済なのに今回も末端の保健所に丸投げをするやり方は全く政府に反省がない証拠であった。国会で参考人の児玉龍彦教授が民間の力を借りる具体的対策を助言したことがあった(2020年7月)が国会は動かなかった。かつて日本学術会議が医療を崩壊させないためにという公開シンポジウム(2007年8月30日 日本学術会議講堂)を六本木で開催したが、清水の舞台から飛び降りる程の気持ちで田舎から出ていき出席したことがあった。世の有識者と言われる人達はこんなにも了見が狭いのかとがっかりして帰ってきたことがあったが、この国会の議論も似たようなものだった。
1年足らずでmRNAワクチンが実用化されて画期的ではあったが手技を筋注限定されたことには困った。インフルエンザワクチンは日本においては皮下注となっていたのでこれまで問題なく高齢者にも行えたが、筋注となると日本の高齢者施設では問題が生じる。そしてこの問題が全く取り上げられないことに大いに驚いた。日本の介護現場の実態を全く知らずに米国CDCの受け売りに日本中が終始していた(資料ABCDE)。従来より小児においては筋注の方がやりやすいようで筋注も許可してほしいと国に要望していたことはあったが、それに輪をかけて筋注にすべきだコールが米国輸入の専門家が大声で唱えていた。小児はどちらでもよいがるい痩衰弱高齢者にとっては大事な違いがある。念のためにその時点の入所者の筋注可否をエコーでチェックした所入所者の1/3程は筋注不可の結果であった。筋委縮により医学的には皮下注になってしまうということであった。免疫効果は皮下注も筋注も大同小異だとは思っていたので見做し筋注をofficialに認めてもらえれば問題なかったが、筋注でなければ免疫効果が期待できないと日本中の専門家が大声で唱えたことにまた驚いた(これは後にエビデンスがないだけで同じと思うと免疫の専門家に言って頂いた㉕)。マスクもサージカルマスクと布マスクの違いがNHKも含めて強調されすぎたためのマスク不足も同じであった。米国では不活化ワクチンは筋注が基本とされていたせいか輸入ワクチンは筋注が多い。高齢者施設が対象でなければどちらでも構わないが、そもそも米国のCDCには枯れるように痩せて亡くなっていく高齢者へのワクチンなどは視野にはないと思われる。日本の現場は西洋とは違うのである。医療は社会的要素が必須であるために世の中が認めないものは独りよがりの医療はできない故に、今回の新型コロナワクチンの副反応の度合いが初期には分からなかったこともあり、もし有害事象が出て訴えられたら裁判に耐えうるかという視点から対応を判断するしかなかった。医学的には「見做し筋注」でも問題ないとしても添付文書が筋注に限定されていて社会のいわゆる専門家たちがその違いを針小棒大に声高に唱えている以上添付文書に違反していては裁判には耐えられないと判断した。どうするべきかとあっちこっちに相談したが埒が明かず、見做し筋注を認可してくれなければ医学的判断でワクチン注射可否を判断するしかないと官邸にもメールした(2021/3/26付)。そんな細かいことに官邸が気を回している余裕はないとは分かっていたが裁判にも耐えられる方策の一助とした。従ってご家族が希望しても医学的理由でワクチン注射不可と当時判定した例が何人かいた。この点の社会の問題意識は当時全くなかった。今でさえないと思う。いわゆる専門家の意見が大きい故に最近の認可されたワクチンで高齢者こそ施行した方が良いと思われるワクチンさえ筋注に限定認可されてくるようになったことには大いに問題意識を感じている。
情報収集の軌跡の一部を以下に拾ってみた。
①新たな言葉「エアロゾル感染」について2020年2月14日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid02F5un4A2qxyawRekanhGFjtxEjMZnTuTDxVquDvN7S9JY6DiywCATvQsc6DBCEinml?__cft__[0]=AZVZgdUyRPrsYfPjPoTM5pDp6K0e5q3cu3GcLIrPW6BUArxM6eBSC9FLFaLlwN52ApAOaMK80W7WxEu8kcBaVavIo-4h0TGLX7hvVPQ1znSJ4YCFYAEHRFm7xjFaoZW_tos&__tn__=%2CO%2CP-R 。
エアロゾル感染(=マイクロ飛沫感染)という言葉については空気感染(=飛沫核感染)との異同で学者も含めて混乱していた。学会でも新型コロナは空気感染し得ると発表していた専門家もいた。しかしR2.7.30.の政府のアドバイザリーボード資料「新型コロナウイルス感染症はこうした経路で広がっています」の中では異なる概念であると明示している。空気感染が長時間・長距離まで感染が広がり得るのに対してエアロゾル感染は、3密等の一定条件下で起こり得る少し長い時間・少し長い距離にまで感染が拡がり得る場合を指すと言っていた(意訳)、この言葉が定着した今これがofficialな見解になるのだと思う。本書を読んで初めてその定義を知った。
②脆弱の読みは頂けなかったですが、価値ある発言です。2020年2月16日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid02e8eDaozHDAUeaqHe2jx7YvfxF3oWZfcYwDLdw4ZgY829ion2kHp4eGD4hN9bvUzyl?__cft__[0]=AZWil5gEBCinFSCXczChj35VbriByBM4zrfsF31wW5cIyxOsETu7vCIwBmfv82KOTF0WS3dCU7HkRPHycfjXVq8n_T7sH48JmePxAkzutQUmaNMycV43Z8SoKeLDgFz0kK4&__tn__=%2CO%2CP-R 。
③豪華客船ダイヤモンド・プリンセスにてN95マスクを使っていた?何かの勘違い?あるいは報道間違い?2020年2月21日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid02YZvhPvkFssen6DovoHDT58mKZa6c5ctpPYNkKxEtF928X5CthC9r2pR53b4Dykkdl?__cft__[0]=AZVXXSY76SoZbgwK34xbzqgTSZbdLxFJRLxVzUm_mbqo2LQK2ZcnGv4RUwhwGDAUAmkmihSxb-6mgd1Ew3OKCZ_nikMQT9IypbIAYlG45xvrwoVlW_MPptzh6EYXcWfuqWA&__tn__=%2CO%2CP-R 。
何人か厚労省スタッフにも感染者が出た時に専門家の誰かがN95マスクの使用法がまずかったと批判していたのをニュースで聞いていて、本来ならPAPRを用意できなくて申し訳なかったと労うべきものを個人の責任に押し付けるとは何事か、と怒りを覚えた。現場感覚がない証拠である。着けたまま動き回れば息苦しくなってしまうことは自分で着けて動き回ってみれば直ぐ分かる。
④新型コロナは自然環境でどの位生きているか?2020年2月21日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid032JUvj2EjqEJs3RcnaXWQumSexzvcouzLTyto62q8FSosvMQhFZh52HRsHH9VizoDl?__cft__[0]=AZWWlA69Lnh3JEmCCq6xYRdLUNc0jv9kUjN25-rl-ndURqA9iQcoAdum8ed1RYWNKcsONQCnPelidQo0-14wbwdiw8gon0SfzFhiN2tx0XPvv0ReFhpm7C7S8S0W4ISZOJI&__tn__=%2CO%2CP-R 。
感染爆発の初期の頃は最も知りたいデータであった。情報が乏しい中で一所懸命調べたつもりではあった。もし施設にウイルスが入り込んだら入所者の1/3はなくなってしまうだろうと腹を括っていた。風邪でも亡くなりかねない程の慢性呼吸不全HOT利用衰弱者等がゴロゴロいたからである。
⑤新型コロナウイルスでのマスク不足・・マスクは手作りマスク で十分だ・・2020年2月28日 https://ku-wab.asablo.jp/blog/2020/02/28/9218715 。
マスク不足・PPE不足は不必要な人たちが買い占めたために、本当に必要な病院の人たちに届かなくなってきたために、一般の人たちは手作りマスクで十分だと言いたかった頃だった。この頃からなりふり構わずネットで情報発信をするようになった。
⑥傾聴すべきご意見です。様々な現実的問題点をご指摘されています。2020年2月29日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid04WNQN2UFfAiwYSMR8yoVj9RcCFenAAgyipndiSHRDye2uDHaP4jFa2w65zBfDybhl?__cft__[0]=AZV75ysKKgREjFD1e4LoG2OjwIlZ1gxzqP_v4H-rNXDJHmcgQRweR-hnb9Fsq0Q63r4oyqmbT7H0CPbUYl7c-kutLOeM7V_MGhEDCw4qcFpi6CxYtF2UmSO-nfy3SjkuUjs&__tn__=%2CO%2CP-R 。
初期の頃はPCR検査の結果が出るのに1週間もかかった。今ではうそのような状況であった。
⑦「中国からの輸出例の約7割が未検出か・・Medical Tribune」2020年3月4日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid0m1hPpagvuQNfb75Zc1kpM7Tb1QQi3tSxtfRW2QtpFBd4siiFcg3u1UU8NHaWUMFel?__cft__[0]=AZW7PExd76S079ZgForofNTQamwlBIGwWbvnbIFoVuPeSlbwm8ic5gW6OT-N6nDy03_tkHetnd64MooxvE2NVjlOehyhh87dO_hZ_Qz9fsp3Y4xXx9FAxF5Ws3yoC6juUoM&__tn__=%2CO%2CP-R 。
机上での判断ではPCR検査の感度も特異性も極めて高いといわれていたが実際には偽陰性も擬陽性もあることが突きつけられてきた時期であった。
⑧日本プライマリ・ケア連合学会・・分かり易く書いてあります。2020年3月16日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid02NaMCHc1QrxASv3JJ4ovccCaffZ4WJjb5U6yaN8owGJMW2JhGq5MdZ1XS2Mzpfvyxl?__cft__[0]=AZVSiBomlOPKUH5xQumpYWCh3DaJXJCqcIj8lNdCZMMfYDaMl0JK0Ht4CmBUHbPemw6U4xrB9-7VhFmpeoQ8gwbNrtnA20MyCjnb-Dlatg4xP3MVu55fdRSIFTxplZnD4Vc&__tn__=%2CO%2CP-R 。
様々なデータが飛び交っていた時期だった。
⑨NHKや国会はこういう意見を聞くべきではないでしょうか。2020年3月17日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid02pnzP2KJDe5e7oUu8W57jpeeosrFUwp1ZNSA8vPeSExNWozdLzvZ5voZEhyDv5vxSl?__cft__[0]=AZWlvAvwlNad2DlPekQiuSBDuPydK3aKTIudzKCqR6E0eJGfMoJNyK8HO-O_k1OUtihyFDbmhf6eouwNcgdykABvPxjTdIShIPM_Vj6GqwQTwTO74lT8_ozXguw_gsLWKz4&__tn__=%2CO%2CP-R 。
検査はただやればよいのではないことを理論的に説明している情報で、データ解釈をする上での基本だと思っていた。
⑩2020年3月19日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid026YruoTpTfi4XJYSmZfyY2z3GSwesHMtSkCb2g5HzjZHkCDbJWjbAg5CnowteC5rol?__cft__[0]=AZXGiSNP5ZuffuTiTtza1N-qvcuBH6CZlwh1a3c2WqBij7ab96S3lhwp96esuklATC6-7mGAgUU3n1Qoyc785PWLHNRHXKao-rGCHju4KWI7XMzKIRiMNJ5ZhKTnH5pkc9Q&__tn__=%2CO%2CP-R 。
検体採取手技が駄目なら検査結果の解釈も全く無意味になってしまうことから、自分は検体採取法には拘っていたが、それに拘っていた情報は論文も含めて殆どなかった。
⑪2020年3月22日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid02rGHNzbkChLCKiQdnqRysrKnwiSWUnTFDbnf3aeFhMsrmEm6bARaj3dreA7WMgYL4l?__cft__[0]=AZXJ7JQn-V_-kUuTNBuZQcHUketLH_jJ8VF2flGKGUgGnVap0MiqEjgGak47SZeZXGAn0OasoIwEOf9x8CmHF74yPejfLdD0_SPJ1RhlH7ckU9SmQL9CTkWCRAt7DEpK4U0&__tn__=%2CO%2CP-R 。
⑫マスクは有効? WHOは「どんな状況でも勧めない」・・朝日2020年4月3日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid02fgrHDT3Dt6x8HT9C7mn55AojBrCeVGqd4ak3X6XdhvTfPukWzCT22DqMjEaH4J27l?__cft__[0]=AZXYo89hRYvxy1SVFdK8938F7tU3ZNkDNYhKkuKnelb-YPwKpATADRAuUcbP-uuiOfHxIZJ8adwvnjZhPvgQDb-MtqC2_wXGTG_UkDYR8lxoJFVs_MLKAbjQ9cxl9r90TuA&__tn__=%2CO%2CP-R 。
マスク習慣のなかった米国や欧州はマスク効用を否定していた時期の最後の頃だった。まもなくパニックになった米国ではバンダナでも良いから巻けと180度方針転換することになった。同じようなことは日本が発出した3密や8割おじさんと揶揄された政策もまもなく世界に受け入れられたと記憶している。
⑬The BBC website・・2020年4月5日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid02MkqpmShT2A8PXmo9vXDhD77pM1wsEojoJ8oTdn859TRsEaN73uBYeRD6hJHAovCql?__cft__[0]=AZX8DBUoDDi09mK6_Yzqt4WpKd4idyXp26iBrLvw8xCqiA4pL4Jsm5Hua2UcLVW3kmwKSg4D-fx3hEhq3F8GEK2piShIaKWTBQ7TvMwDkEw-rH-lX7EWSnWoiBWMevLGt-U&__tn__=%2CO%2CP-R 。
米国もマスクの効用を受け入れたニュース。
⑭どなたか教えて欲しい。8割制限とは・・2020年4月9日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid0fKt9kXPZE9nZyy7YJh4PMhVWujxfndDChgjtmp7aqQ73jor54HAUdVCc8zb2AoJWl?__cft__[0]=AZVR-oVQ9gkgvVbgFNqB3dkNKM0EIjourPoYPeV2LYM3GNy5iAa0lBwnJc7wbrPg78uNocEmzlYe02He8GknjyKMydh1EYFDLZ747KgOg7rc-I7rhYFtGLnCAVTifTtZX_s&__tn__=%2CO%2CP-R 。
身の回りでも、8割接触回避の捉え方に個々人で違いがあることを学んだ時期だった。
⑮手作りマスクとサージカルマスクの防御効果の違い・・2020年4月13日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid056zKH35i7TfCtE6mYwMXnRGc3uveXdS7TNCNyzpoLSPpBARXC3eimqsjxvWgVJwVl?__cft__[0]=AZVErYn0Xyyy8nn_JR_JVW26FL5EtnRBtFgi41NWIFKlD2JSX9jCQMUHYhM1SpFKeutyM3DLqccM65yG2EDQoq68e94A5KggmjAFpAC2JPv70DStqUrGj5jMotLzTU8fE34&__tn__=%2CO%2CP-R 。
手作りマスク・サージカルマスク・N95マスク等の違いのデータが出てくるようになったが初期の頃と大同小異であった。要はその環境によって使い分ければよいことでそうすることで品不足は防げると思っていた。だからテレビレポーターが戸外でN95マスクを着けてレポートしている場違いのシーンをみて怒っていた。
⑯つい最近職員がマスクをネットで5000円で買った・・2020年4月22日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid03ea1ocK2KfVvy6UDv8vjnfruQmYaGqJFqpECnJ8f28jeCtC5brj7HWsBBQKkGaDPl?__cft__[0]=AZVtuUGa6OWSVbGKHAiGE8H_U7WMp0Xb71S-9E5y1PQK8D4fQhuzs0yj96ffxVYdbvuAajkWR34E80S81v7xgH-OnO0LhGZqzlPAxsuTx5kOwMM6elEvr0uA9nSXcIvZnCk&__tn__=%2CO%2CP-R 。
嘘のような本当の身近の出来事だった。
⑰今朝のテレビでレポーターが屋外で3Mマスク・・2020年4月23日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid0Y4SYwfWNVKM37Jv3A38tejuEBdDvx7r1NM7TLHpum8TfwgDYJ94XvhwkHMbiMYtCl?__cft__[0]=AZXndQ4SANCLTlfOuW_3kRFsXtiipE_zOj-_UQDbEMwHQk3d7pNAXrZ70KlC5HFL-2ur8-N7PErFktHbxMDkfBGAVdcWqykD88mJmhxrmiuWShN9zeoye4NCMtuXfUOYTOY&__tn__=%2CO%2CP-R 。
偶々とは思うけれども、このような情報発信してから、テレビレポーターが戸外でN95マスクを着けている映像を見なくなった。
⑱今朝のNHKテレビのお知らせで・・2020年4月26日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid02sdgLHwSMcpy5mZM6iePcFhqS3jdw3GQqaU2SiGp2ox33CL1CbGh9UMGQd9dKy2enl?__cft__[0]=AZXNwEFMllY73nwAUqjgsdGbm7o4LSEy3q70sj0CFlqYo8G1EJ9tYCYXUFbHOgfHy3WaRTForRTzfajdbwCbLiMKyKUmMa5swBopdfhKnPIMCRb1xbuYWvCN-VQqvA11wZQ&__tn__=%2CO%2CP-R 。
NHKもこの頃は混乱していた。こんなことだから世間でマスク警察が出てくるのも仕方ないことなのかもしれない。
⑲決してかき回すつもりはないのですが・・2020年5月13日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid0u15M4W2fyWxmDUcwbnCTckbxSeCvKU1GGuXgB7RBz7VaKCuMgr7rG7xFUBjNFg9al?__cft__[0]=AZWGAqjqqVtEXCO0DHIoNoXFgc_sXR951_byv9xUg4S0ICcIu0C5JD_ltKTfmc1pm2i5VO07KFNoGnC7RFtZ63Wv1QcY8-7GDug8SR4VeKniT--Gut2raUjgfpu66JJBlZw&__tn__=%2CO%2CP-R 。
N95マスクも扱い方によっては布マスクと同じということになる。しかし病院でのマスク不足の絶頂期にはアルコール噴霧して再利用等の映像が出たことがあるが、それでもスタッフが感染しなかったということは材質を問わずマスクの効用があるということを証明したものであるとも思っている。言い換えれば飛沫を抑えるだけでも感染リスクは大きく下がるともいえる。
⑳既にニュースになっていたのに、確認に1か月・・2020年5月20日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid02Zkcvce7bfQ49qtwusi4HmRcDK7L8vLGMbX9hRsSaveNMUsVM1yCJFdnp7eQfnZuvl?__cft__[0]=AZXVXg6TySHDfAimpGz_OVhp9ezToPomhVHdHKmxsKb_7pg11Moje-QRALEpMFUhdGLgQV6fXVr3AnKi3PAlc-4iMcwv2pYPTw2vS2KQPG587EG7UCG4lpx-TSdgjUcjFQs&__tn__=%2CO%2CP-R 。
虚偽製品が出回ったことへの不信は勿論あったが、その後アルコール濃度自体を表示しない製品が多く出回るようになったのには困った。
㉑新型コロナウイルスを用いた代替消毒候補物資の有効性評価・・2020年5月31日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid02QiX96oW4aXq4afz6QGzMHcvX4bQH5PuRzmF7u7it5RcBWTnXFuiPfokSqDcZ3xyyl?__cft__[0]=AZUAcWQdzmpM_rX77UyZcEubQ-El9lUa6Smb-lpkMaecNniyLXk5yVQr4kA-SR84-3MIkFzWnEGLgP7A1eg1Z0DaAZ-gn-MUrIFpbRlPOUQh44jEXlhffgFrZCmwyVYbLWI&__tn__=%2CO%2CP-R 。
不幸中の幸いと言えるが、エタノール有効であったのは勿論、せっけんでもウイルス不活化されることには感謝した。これがノロウイルスのように次亜塩素酸Naのみ有効でアルコール無効となっていたらと想像するだけでも恐ろしい。
㉒実際に手作りガウンを造ってみて初めて気が付いたこと。2020年6月3日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid09wSS1nKeeKqhKBBZ5QG1oBVAFYUbd7MDxv1TcsWjqTKBwsSdaeRkWWk8CvYB9NzKl?__cft__[0]=AZXBYT5SO7waaxskdz2y1rnUTB_aBPUif662W_LRdQxuv7u-m2e4fu3xue5kY-hRI6idjT_iTECkVwqo_86C8_hdK8CoeLfPk714aL6UC9lVY9ewnNtMVKOn6cikDVxZSCHAWmGwch83CEXLqw7wUNa_&__tn__=%2CO%2CP-R 。
どうすれば凌げるかと当時は必死だった。酷いときはPPEの代わりの雨合羽さえも市場からなくなりネットで手に入れようとして間違って失敗したりもした。それ以来Amazonは使わないことにした。
㉓皮下注か筋注かで気になったのでちょっと一言。2020年9月19日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid0uDrUHSyQSD6taTQ32pomA3JXo6BoMsgkRx7sHQA545BE1AvCzMAJLEe7BNQksB3El 。
ずいぶん控えめな言い方だったと今振り返って思う。
㉔新型コロナワクチンは筋注のみに?2021年1月23日 https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid02UR7qkHCJfLZWmkK2Y7mEmdmDapVWhPUy84WuFNp5mHru89r6jH7D8KLz1tDR91gQl?__cft__[0]=AZW-Cy5af7L0p7C-bdWMW23IXD_97Oq9iGX1PMWXIBmyztAboV1VIThay-MJNHgibf8_LDGDnMOwiWdqMP8j3yTdvB2SKlT9H1KZVsCtdZ-mR3cS-YmFkhjxJM-ZcHfFPeA&__tn__=%2CO%2CP-R 。
ワクチン注射を全員にするという大きな目的のためには些末なことを脇に置いて進むという政策は理解しているつもりだが、それとは別に必要な現場感覚があるという意味で、このような情報を大事にする。
㉕免疫効果は皮下注・筋注で変わらない、エビデンスがないだけである。2022年07月02日 https://ku-wab.asablo.jp/blog/2022/07/02/9505278 。
探し回って得た貴重なご意見である。一般論だが免疫効果はどのルートが最善かの議論はすでに50年前にもあった。筋注こそが免疫効果が高く副作用も少ないと一様にCDC輸入の考えに違和感を持った者には有難かった。
ワクチン投与ルートではかつては鼻内局所投与や吸入も試みられたことがあったが失敗に終わっている。皮内注・皮下注・筋注のルートについての免疫効果は皮内投与が最も免疫効果が高いというのは50年前から今に至るまでその優位性は変わっていないと思う。しかし手技に難点があり実用段階には応用できなかった。皮下注・筋注についてはデータにばらつきがあり免疫効果も団栗の背比べで皮下注≒筋注が中庸の判定だったと記憶していたので今回のコロナワクチンもそう認識していたが世間はそうではなかった。
そもそも筋注という手技そのものが不正確又は不可であればその優位さ云々は基から崩れるのである。
最近では https://doi.org/10.1111/j.1348-0421.2009.00191.x 新型トリインフルエンザワクチンの第一相試験(日本人健康成人120人、Alumアジュバント含有)のデータがあるが、日本人の若い健常者の局所疼痛頻度は(筋注35%、皮下注37%)、局所発赤(筋注25%、皮下注67%)、局所腫脹(筋注7%、皮下注23%)、局所硬結(筋注2%、皮下注3%)、全身症状発熱(筋注8%、皮下注8%)、全身倦怠(筋注20%、皮下注30%)、頭痛(筋注18%、皮下注17%)であった。一般的には大きな差はないといった方がよい。Adjuvantの有無・成分の違い・pH・体質・注射部位の浅深の違いなど別の要因の方を無視できないのである。要するに団栗の背比べで、免疫効果の差を示す決定的なEvidenceはないのである。米国CDCにはそんなEvidenceをわざわざ造る価値をこれまでの所認めないのであろう。今回もワクチン効果についての世間の認識を追認するような日本の後追いデータは出てきているが十分ではないと思っている。有意差云々の前提以前に問題があるのである。
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A:〈原 著〉インフルエンザワクチンにおける皮下注射・筋肉注射の差異 環境感染誌 Vol. 36 no. 1, 2021 http://www.kankyokansen.org/journal/full/03601/036010044.pdf 。
B:インフルエンザワクチンは筋注で問題なし2020/01/13 https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/kurahara/202001/563456.html 。
C:インフルエンザワクチンは筋肉注射にするべきだ 日本だけが皮下注射の弊害 上昌広2022/11/22 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/314764 。
D:【識者の眼】「インフル・ワクチンの正しい運用を」岩田健太郎日本医事新報No.5142 (2022年11月12日発行) P.57 https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=20680 。
E:不活化ワクチンの皮下注射を再考する(矢野晴美)医学界新聞2016.02.15 https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2016/PA03162_02 。
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