マツバボタンが1日花であることを確認してみた。2023年10月10日

マツバボタン初日~3日
マツバボタンは午前中の太陽の光で開花して夕方にはしぼんでしまう。開花は1日で終わり小さな種を数日後に多数作る。
マツバボタン4日~6日目
マツバボタン7日~8日目、花冠

ムラサキカタバミについて2023年09月22日

20140525イモカタバミ②→ムラサキカタバミの間違い
ムラサキカタバミについて

カタバミについて勘違いしていた。今朝のNHK朝ドラを見ていて、「ムラサキカタバミ」とあったので調べてみたら、今まで「イモカタバミ」と思っていたものは「ムラサキカタバミ」だった。
 「イモカタバミ」は、花の中央が赤い・葯が黄色、南アフリカ原産・大戦後に渡来に対して、「ムラサキカタバミ」は花の中央が白色でその中央はグリーン・葯は白色、南アメリカ原産・江戸末期に渡来した、とのこと。  従って、9年前に撮影したものは「ムラサキカタバミ」だった。
 ちなみに昔からあり、平安時代中期の枕草子の中にも 趣のある花 として出てくる日本の「カタバミ」も数種類あるという。同じ頃に撮影したものは「カタバミ」で良かった。
カタバミ

「カタバミ」については、下記ブログでは原産地不明となっていた。いずれにしてもそのブログ著者「優しい雨pino330」さん には感謝。
① 2020.10.05 2021.04.15 ピンクのカタバミ ハナカタバミ・イモカタバミ・ムラサキカタバミ https://pino330.com/archives/24499 。 
② 2020.02.26 2021.04.15 黄色のカタバミ5種類 特徴や花の様子 https://pino330.com/archives/20332 。 
③ カタバミ 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%90%E3%83%9F 。

ツリフネソウ、キツリフネ2023年09月17日

2023/9/17 ツリフネソウ、キツリフネ
ツリフネソウ、キツリフネ について

今日(2023/9/17)赤城自然園で ツリフネソウ と キツリフネ を見た。 ホウセンカ(鳳仙花)もその仲間という。距を持つ花が結構あることに気づいた(スミレ、ヤマオダマキ等)。距は花弁が変形する場合と咢が変形する場合があるという。ツリフネソウと鳳仙花の違いは前者が葉柄が長く後者は葉柄がないこと、という。
2023/9/17. キツリフネ
2023/9/15 ツリフネソウ
2023/9/17 ツリフネソウ
2023/7/10 ヤマオダマキ

キョウチクトウ そしてクサキョウチクトウ(全く別物)2023年08月02日

合成20230728-31キョウチクトウ(前橋公園&敷島公園)
2023/7/31 アサブロ

キョウチクトウ そしてクサキョウチクトウ(全く別物)

 キョウチクトウ(夾竹桃)の花が今盛りである。前橋公園・敷島公園に咲いている。原爆被爆に耐えて真っ先に咲いたというので有名だ。私は花を見ると触ったり臭いを嗅いたりし易い癖がある。今回はそうしなくて良かった。
 初めて知ったけれど、その木は花も、葉も、樹液も、根も、植物全体が猛毒であるという。その剪定枝を燃やした煙も毒であり、しかも根の周辺の土さえも毒であるあるという。その土を使って栽培した野菜にも僅かながら吸収されているという。従って燃える一般ごみとして出してはいけないもの、禁止だという。
しかし一方、広島原爆の当日にも咲いていて、その翌年にも被爆焼土に耐えて咲いたので、70年以上荒野のままと言われていた中では広島市民の復興のシンボルとなり人々に希望を与えたという。広島市の市の花になっている。公害にも乾燥にも暑さにも強く、現在も各地に、特に高速道路の樹木として植えてあるとのことである。世界中に繁茂していてインドでは路傍に普通に生えているという。
従って、2009年には福岡市で有害との1件の匿名メールで学校等の600本すべてのキョウチクトウを伐採する計画を公表した教育委員会が30件の反対が出たために一転して中止したエピソードもあった。様々な思いも包含している樹木のようである。

自然界の身近の植物には、人や動物に害毒のあるものは取り上げればきりがないほどに沢山ある。ヒガンバナ、スズラン、スイセン、スノーフレーク、シキミ、イチイ、レンゲツツジ、シャクナゲ、ハナミズキの実、アメリカヤマゴボウなどである。しかし、キョウチクトウの毒は扱いを間違うと極めて毒性が強く命を失ったり煙で失明もしかねないという。その毒性を周知することは大切である。世界で最も危険な樹木としてギネス記録を持つマンチニールは人が近づかぬようにマークがしてあるというが、このキョウチクトウは各自治体が注意するようにネットで公表はしているものの、それ以上のことはしていない。逆に園芸種としての人気があるようである。

以下に主なこれまでの事故を挙げてみる。
・1975年フランスでバーベキューの串にキョウチクトウの枝を使った7人の男女が死亡した。
・オーストラリアで同じくバーべキューで串に使い11人中10人死亡した。
・イギリスで大学生がバーべキューの串に使い、6-7人中1人のみ助かり他は死亡した。
・フランスの普仏戦争の時に野外のバーベキューで串に使い11人中7人が死亡した。
・アレキサンダー大王の軍隊がキョウチクトウの枝で肉を焼いて多くの兵が亡くなったという。
・1877年の西南戦争の時に官軍が弁当の箸に使い中毒者を出したという。
・1969年佐世保市が市花に指定したが、牛がその葉を食べて中毒死したために市の花はその後カノクユリに変更になったという。
・1980年千葉県の農場で20頭中9頭が死亡し、原因は試料中にキョウチクトウの乾燥葉が混入していたためで1頭当たりわずか0.5gだった。(人間の致死量は0.3mg/kg、青酸カリ10mg/kgより強い)。
・2017年高松市内の小学校校庭に植えられていたキョウチクトウの葉を数枚食べた2年生2人が中毒症状で入院した。
・沖縄にて49才女性の死亡例報告がある(沖縄県中部病院,沖縄医学会雑誌沖縄県医師会医学会総会記事特集巻:34号:4:p72-73,1996年05月)。
・2011年大分県の農場にて資料に混入したキョウチクトウ中毒にて牛16頭が死亡した(大分家畜保健衛生所, 黒毛和種繁殖雌牛群に発生したキョウチクトウ混入粗飼料給与によるオレアンドリン中毒事例)。
 やはり、一般的な毒草や毒木とは一線を画すべきものと思われ、換言すれば広く周知が必要と思う。
以下参考資料:
【 ①キョウチクトウ(夾竹桃)の育て方【2023-07-14】みんなのガーデニング花図鑑 https://zisho.jp/flowers/page/519.html 。 ②夾竹桃は強い毒を持つ!毒の致死性・危険性と生育のポイント 生活110番2021.4.30 https://www.seikatsu110.jp/library/garden/gd_prune/20655/ 。 ③第12回:キョウチクトウは希望と勇気の花2018.8.1  https://www.premium-flower.com/hpgen/HPB/entries/22.html 。 ④キョウチクトウ中毒木の枝や葉を家畜に与えない2021年3月15日更新 https://www.naro.affrc.go.jp/org/niah/disease_dictionary/other/o14.html 。 ⑤キョウチクトウ剪定枝混入豚ふん堆肥の施用による作物へのオレアンドリン移行可能性の検討 沖縄県畜産研究センター研究報告 第 56 号 (2018)  https://www.pref.okinawa.jp/site/norin/chikuken/kikaku/nendo_kara_sagasu/documents/n56_03_2018_56-03_02-03_kachiku_haisetsubutsu_taihi-kanri_gijutsu.pdf 。 ⑥桑名市総合医療センター理事長の部屋 ―終戦の日、青い空と入道雲と紅い花― H27.09.07 https://www.kuwanacmc.or.jp/rijichoblog/1348/ 。 ⑦夾竹桃あれこれ2016年06月22日 https://blog.goo.ne.jp/fukurou0731/e/09e441c6c13df72702bfc7fd28703ee3 。 ⑧筑紫の国から『花つくし日記』2009年12月17日 https://blog.goo.ne.jp/shitorin/e/87fc0e4e871fc1781ca39bf413be7dc3 。 ⑨キョウチクトウ中毒の 1 症例 鳥取市立病院麻酔科 日集中医誌 2012;19:685-6.  https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsicm/19/4/19_685/_pdf 。 ⑩ジギタリス中毒と似た毒性をもつ植物とは 中尾篤典 サノフィeMR https://www.e-mr.sanofi.co.jp/pharmaciens/forpharmacist/omoshiroigaku/article_0004 。 ⑪黒毛和種繁殖雌牛群に発生したキョウチクトウ混入粗飼料給与によるオレアンドリン中毒事例 https://www.pref.oita.jp/uploaded/attachment/178943.pdf 。 】

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一方、クサキョウチクトウは名前が似ているが全く別物で毒性もない、多年草である。オイランソウとも言われる。総称としてフロックス(属)とも言われるものは、キキョウナデシコ(Phlox drummondii)、クサキョウチクトウ(宿根フロックスともオイランソウともいう、Phlox paniculata)、シバザクラ(Phlox subulata)なども含むという。1年草も多年草もある。キキョウナデシコは1年草である。草丈はクサキョウチクトウが最も高く1m以上にもなる。キキョウナデシコは草丈20-40cmシバザクラはハナツメクサとも言われ匍匐性である。 
【 ⑫クサキョウチクトウ Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%82%AD%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%83%81%E3%82%AF%E3%83%88%E3%82%A6 。 ⑬クサキョウチクトウ 三河の植物観察by katou Last update 2023/7/30 https://mikawanoyasou.org/data/kusakyoutikutou.htm 。 ⑭フロックス属 Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E5%B1%9E 。 】
合成20230731クサキョウチクトウin赤城自然園

ソバナ・レンゲショウマ in 赤城自然園2023年07月26日

20230724ソバナ in 赤城自然園
ソバナが群生? ホタルブクロに少し似ているのでちょっと気になった。
20230724ソバナ in 赤城自然園


レンゲショウマ
20230724レンゲショウマ in 赤城自然園

ヤマオダマキ2023年07月14日

2023/7/10ヤマオダマキ(赤城自然園)
赤城自然園にまだ赤紫と白のオダマキが咲いていた。
2023/7/10白いヤマオダマキ(赤城自然園)



数年前の春先に庭で撮影したスミレ(コスミレ?)の距を思い出して比べてみたら、全く違う。
春先に咲いた庭のスミレ(コスミレ?)

ミョウガの花 (間違いー訂正追記 ヤブミョウガ)2023年07月12日

20230709ミョウガの花
ミョウガに花が咲いた。初めて見た。 (→ ヤブミョウガの間違い。)
2日後には3段に咲いていた
2023/7/12(2日後)には3段に咲いていた。

2023/7/31 訂正追加、

 これは ヤブミョウガ だった。前記の写真は自宅の庭に生えてきたもの。以前あったミョウガがいつの間にか絶えていて、別の場所にこのヤブミョウガが生えていた。本日赤城自然園に同じものがあった。
 ミョウガとヤブミョウガの違い:
 ・ミョウガは地下茎から出た「花のつぼみ」である。花はミョウガから出て株元に淡黄色の1日花が咲く。葉は見た目は分からないが触ると表面が滑らかである。春のミョウガタケ(偽茎)も美味しく絶品である。
・ヤブミョウガの葉は見た目は表面平滑であるが、触ると猫の舌のように茎に向かってザラザラして引っ掛かる。花は白色で茎の先端に咲き実もできる。
分類学上も全く別のもので、ミョウガはショウガ科の多年性の宿根草であり、ヤブミョウガはツユクサ科の多年草。但し根茎はどちらもある。

ホタルブクロ2023年06月26日

2023.6.25.沼田市奈良町
路傍に沢山、ホタルブクロが咲いていた。

以前にも載せていた( https://ku-wab.asablo.jp/blog/2019/06/28/9092884 )。

「ムシトリナデシコ」について、フクロナデシコとの違い?2023年04月19日

2014/6/21 12:08 ムシトリナデシコ?(沼田奈良)
「ムシトリナデシコ」について、

「ムシトリナデシコ」 Silene armeria(別名 シレネ・アルメリア, Silene armeria, コマチソウ, 小町草, ハエトリナデシコ, 蠅取撫子):
 https://www.flower-db.com/ja/flowers/silene-armeria 
 数年前の6月に不明の雑草花を見つけ撮影しておいたものが、1昨日(2023/4/16)国営ひたち海浜公園に行った時に、超広大なネモフィラの群落の中の一角にフクロナデシコ(Silene pendula 
https://www.flower-db.com/ja/flowers/silene-pendula
 )が咲いていて、これをきっかけに「ムシトリナデシコ」であるらしいことが分かった。但し自信はない。