原発運転自体がトリチウム排出する事実と今回の事故後原発処理水の排出の捉え方 ― 2023年08月26日
2023/8/26 アサブロ
(2023/8/26 facebookメモ
https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid02QLKbN7J6z26nCYbjrjWo679tg5JGdwt39zDBTCa9UAVSUBnQkpmWrV5dSW9SE8A1l?__cft__[0]=AZWOoxlz-0danIB-zuBh9-w-ZoLLeXAymbGdfZkHUDpQf-C1lORzMmUMfWiepWWI-fCF3Lk0aKVYdGdW2nCfk63UrkfmkpJqY0eqVf9bl6S9sw&__tn__=%2CO%2CP-R )
原発運転自体がトリチウム排出する事実と今回の事故後原発処理水の排出の捉え方
残念ながら日本は東日本大震災で原発事故を起こした。まかり間違えば日本の半分が人間の住めない国になっていたかも知れないことを考えればよくもまあこれだけで収まったとも思える。原爆が発明されてからはプルトニウム239を含む新たな地質年代も人新世として新設されている。プルトニウム239の半減期は2.4万年、一方トリチウムは半減期12.3年(但し生物学的半減期は5日,β崩壊)でありその違いは極めて大きい。そのうちトリチウムは自然界にも無視できないほどに存在し、その上に原発運転でトリチウム等の放射性元素が更に日々追加されている。原子力を利用する限り避けがたい運命である。程度問題で折り合いをつけながら同居して生きていく以外なく、もう人類を含む地球は後戻りできない状態になっているのである。(①②③④)
福島原発事故を起こしてしまい世界に迷惑をかけ不安も与えてしまった事実は消えない。今後もいつ終わるか分からないほどの事故原発処理が日本の背中にのしかかっているのも事実である。
日本の原発事故と言う負い目を承知の上で申し上げれば、トリチウム排出をなるべく減少させることについては、日本の5-6倍も多くトリチウムを日常的に排出している中国が原発運転を停止ないし廃止すれば日本の排出法を責めるよりよほど効果が出ることは科学的には明らかである。この点で日本のトリチウム排出を非難する中国の政治は非建設的で非科学的である。(⑤⑥⑦⑧9⑩)
しかしこれは政治の常のようだ。中国ばかりではない、日本の心、潔さからは程遠い白を黒と平気で言ってのけるトランプもその支持率が半数に及ぶというのを見ても分かる。
科学的根拠を基礎にして理性的に対応することを正義とするならば、社会を動かす正義は極めて脆いことを示している。
①トリチウムの自然界での存在量 環境省 https://www.env.go.jp/chemi/rhm/r4kisoshiryo/r4kiso-02-05-18.html 。
②日常生活とトリチウムについて 北海道電力 https://wwwc.hepco.co.jp/hepcowwwsite/energy/atomic/data/pdf/about_tritium.pdf 。
③トリチウムはどうなっているの?国立保健医療科学院生活環境研究部 2023/07/13 https://ndrecovery.niph.go.jp/trustrad/tritium-2.html 。
④人新世 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』(地質年代でも原爆発明の結果としてプルトニウム239等を含む新地層が新たに創られた) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E6%96%B0%E4%B8%96 。
⑤世界の原子力の基本政策と原子力発電の状況 内閣府原子力委員会 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/about/hakusho/hakusho2018/s6.htm 。
⑥世界原子力協会「世界の原子力発電所運転実績レポート2022」(2022年7月発表)図表紹介(仮訳) https://www.jaif.or.jp/information/wnaperformance2022 。
⑦中国原子力の概況 科学技術トピック>第31号:原子力の開発及び利用>中国原子力の概況 JICST https://spc.jst.go.jp/hottopics/0905nuclear_e_dev/r0905_kubota.html 。
⑧中国の原子力発電所立地地点 (01-07-05-15) 日本原子力研究開発機構 https://atomica.jaea.go.jp/data/fig/fig_pict_01-07-05-15-05.html 。
⑨原発処理水中トリチウムの放出量について https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid0s5YSC2T4yfxJUpPoGCpzPkNcxfDp673to9sggQnkaAC26hn1KnzHBj4qHZ3qwRsxl?__cft__[0]=AZVZDeDNuUTsYjAnEAmoBxoYbiRBQNdNQrvP22gT-hnKJuvUq2KDKzHAYWDdc1ZuCqMOFNNqmuwDOynZTinl1WlGriTrTwr2xjfghNJaDxE60XmC1Js9XrmC4eAgT20iuts&__tn__=%2CO%2CP-R 。
⑩トリチウム放出量、中国では福島第1の6・5倍の原発も 欧米は桁違い。産経新聞2023/7/4 https://www.sankei.com/article/20230704-2ZETT7SKZBMMJEDZYJCV6PUFTU/ 。
(2023/8/26 facebookメモ
https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid02QLKbN7J6z26nCYbjrjWo679tg5JGdwt39zDBTCa9UAVSUBnQkpmWrV5dSW9SE8A1l?__cft__[0]=AZWOoxlz-0danIB-zuBh9-w-ZoLLeXAymbGdfZkHUDpQf-C1lORzMmUMfWiepWWI-fCF3Lk0aKVYdGdW2nCfk63UrkfmkpJqY0eqVf9bl6S9sw&__tn__=%2CO%2CP-R )
原発運転自体がトリチウム排出する事実と今回の事故後原発処理水の排出の捉え方
残念ながら日本は東日本大震災で原発事故を起こした。まかり間違えば日本の半分が人間の住めない国になっていたかも知れないことを考えればよくもまあこれだけで収まったとも思える。原爆が発明されてからはプルトニウム239を含む新たな地質年代も人新世として新設されている。プルトニウム239の半減期は2.4万年、一方トリチウムは半減期12.3年(但し生物学的半減期は5日,β崩壊)でありその違いは極めて大きい。そのうちトリチウムは自然界にも無視できないほどに存在し、その上に原発運転でトリチウム等の放射性元素が更に日々追加されている。原子力を利用する限り避けがたい運命である。程度問題で折り合いをつけながら同居して生きていく以外なく、もう人類を含む地球は後戻りできない状態になっているのである。(①②③④)
福島原発事故を起こしてしまい世界に迷惑をかけ不安も与えてしまった事実は消えない。今後もいつ終わるか分からないほどの事故原発処理が日本の背中にのしかかっているのも事実である。
日本の原発事故と言う負い目を承知の上で申し上げれば、トリチウム排出をなるべく減少させることについては、日本の5-6倍も多くトリチウムを日常的に排出している中国が原発運転を停止ないし廃止すれば日本の排出法を責めるよりよほど効果が出ることは科学的には明らかである。この点で日本のトリチウム排出を非難する中国の政治は非建設的で非科学的である。(⑤⑥⑦⑧9⑩)
しかしこれは政治の常のようだ。中国ばかりではない、日本の心、潔さからは程遠い白を黒と平気で言ってのけるトランプもその支持率が半数に及ぶというのを見ても分かる。
科学的根拠を基礎にして理性的に対応することを正義とするならば、社会を動かす正義は極めて脆いことを示している。
①トリチウムの自然界での存在量 環境省 https://www.env.go.jp/chemi/rhm/r4kisoshiryo/r4kiso-02-05-18.html 。
②日常生活とトリチウムについて 北海道電力 https://wwwc.hepco.co.jp/hepcowwwsite/energy/atomic/data/pdf/about_tritium.pdf 。
③トリチウムはどうなっているの?国立保健医療科学院生活環境研究部 2023/07/13 https://ndrecovery.niph.go.jp/trustrad/tritium-2.html 。
④人新世 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』(地質年代でも原爆発明の結果としてプルトニウム239等を含む新地層が新たに創られた) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E6%96%B0%E4%B8%96 。
⑤世界の原子力の基本政策と原子力発電の状況 内閣府原子力委員会 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/about/hakusho/hakusho2018/s6.htm 。
⑥世界原子力協会「世界の原子力発電所運転実績レポート2022」(2022年7月発表)図表紹介(仮訳) https://www.jaif.or.jp/information/wnaperformance2022 。
⑦中国原子力の概況 科学技術トピック>第31号:原子力の開発及び利用>中国原子力の概況 JICST https://spc.jst.go.jp/hottopics/0905nuclear_e_dev/r0905_kubota.html 。
⑧中国の原子力発電所立地地点 (01-07-05-15) 日本原子力研究開発機構 https://atomica.jaea.go.jp/data/fig/fig_pict_01-07-05-15-05.html 。
⑨原発処理水中トリチウムの放出量について https://www.facebook.com/hidemasa.kuwabara/posts/pfbid0s5YSC2T4yfxJUpPoGCpzPkNcxfDp673to9sggQnkaAC26hn1KnzHBj4qHZ3qwRsxl?__cft__[0]=AZVZDeDNuUTsYjAnEAmoBxoYbiRBQNdNQrvP22gT-hnKJuvUq2KDKzHAYWDdc1ZuCqMOFNNqmuwDOynZTinl1WlGriTrTwr2xjfghNJaDxE60XmC1Js9XrmC4eAgT20iuts&__tn__=%2CO%2CP-R 。
⑩トリチウム放出量、中国では福島第1の6・5倍の原発も 欧米は桁違い。産経新聞2023/7/4 https://www.sankei.com/article/20230704-2ZETT7SKZBMMJEDZYJCV6PUFTU/ 。
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