これからの原発に代わる安定電源には何が可能か? ― 2016年05月23日
水力発電所が環境問題で、火力発電所が地球温暖化問題で、原発が高リスク過ぎて現実的な視野から外れている現在可能性を期待されるメジャーな安定電源(10~100MW級?原発の1/100以上は欲しい)は、地熱発電所、水素発電所、燃料電池発電所、海流発電所この4つと思われる。ポイントは持続可能なもので1基10MW以上のものができるか、1基1MWでも数多く作れるかという問題である。
現在家庭用30%、産業用30%、業務用30%の必要量比という。産業用・業務用は1MW以上等小発電所は必要であろうが家庭用は数キロワット程度の能力で充分である。各家庭に燃料電池を普及させれば小発電所は3分2で良いことになる。
そうなればせめて1MW以上の小中発電所の普及可能性があるかどうかにポイントが移る。可能性があれば即ち脱原発も可能と言うことになる。
水素発電所は現実的な物に既になっているが経済的な安定性を考えると一つに絞るのは危険であるので、やはり地熱、燃料電池、海洋発電等リスク分散政策も必要である。
地熱発電はマグマ溜まりがないと大型の発電所は無理とも言うが専門的にはどうなのだろうか?
☆燃料電池発電については、調べてみると既に実用化している。
1.2MW燃料電池発電が既に Bloom Energy Japanとソフトバンクが大阪中央卸売市場に導入しているという。HONDAやGOOGLEが0.4~1.2MWレベルの燃料電池発電をアメリカで既に導入している。
アメリカでは12MW級の燃料電池発電所が稼働しているようだ。
(http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1412/04/news044_2.html)。
FuelCell Energyは15MWを運転しているという。(http://www.nikkei.com/article/DGXMZO75089640R00C14A8000000/?df=2)。
何で日本政府は400KW~1MW~10MW級のこの小発電所に力を入れないのか不思議だ。東芝は12MWの実験プラントを作っている実績があるのに何故撤退してしまったのか。
やはり現政府のエネルギー政策はズレた所が在るようだ、何故なのか。400KWレベルでも安定電源として普及すれば世の中はがらりと変わるではないか?
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