ヤマアマドコロ(山甘野老)2020年09月21日

ヤマアマドコロ
('15.5.3.撮影)この写真は5年前の春に沼田の実家の庭に咲いているのを見かけて撮っておいたものであるが名前が分からずそのままになっていた。何と、数日前のNHKテレビで尾瀬の花々の映像があり、この花の上記名前も出ていたので驚いて調べてみた。よく似ているが自信はない。  さらに昨日、NHKラジオ第二の朝の古典講読「更級日記」の中で、何とこのアマドコロは山菜として平安時代からあること、「源氏物語」にも山菜として出てきていることが述べられていた。    思いもよらず名前を知りしかも古くからある山菜だと知り感無量である。春の若芽や地下茎が珍重され山芋(トコロ=野老)のような根が甘いことから甘野老=アマドコロと名付けられたとのこと、根茎は秋が旬という。アマドコロ・ヤマアマドコロ・オオアマドコロと呼び名が変わるが大きさの区別という。中国では玉竹と呼ばれ漢方薬として使われるという。  秋の小さな果実は毒があるというので要注意だ。似たものにナルコユリがある。
ヤマアマドコロの果実'20.9.21.撮影
  9月21日撮影、果実が一個だけ残っていた。

2021.5.2.追加
2021.5.2.撮影



2022.4.24. ヤマアマドコロが今年は株が増えていた。
2022.4.24.ヤマアマドコロ増えていた。
茎の縦稜(縦襞)